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Vol.1 狎鴎亭洞(アックジョンドン)はソウルのビバヒル
(2005.9.20掲載)
「韓国には春がない」 こんなセリフをよく日本人同士の会話でよく耳にする。
ソウルの冬の寒さは極寒とまでいってもいい。5月にようやく暖かくなったかな?と感じたら、日が落ちるにともなって気温はグッと下がる。6月に入り、日本からの梅雨雲が韓国を通りぬけたら、いよいよ私の大好きな夏のスタートである。
ソウルを2つに分断するように流れる漢江(ハンガン)、この大きな河のノースサイドに私の暮すアパートがある。
河を南において眺める部屋からの景色はなかなかもので、夜ともなると北エリアと南エリアをつなぐ橋にまるでラインストーンを連ねたみたい!!
イルミネーションが綺麗にほどこされ、行きかう車のネオンとからまり、キラキラ輝く様子はなかなかの絶景だ。
4年前にはじめたソウルでの留学生生活。前期の授業を終え来春の卒業も近い。
窓から見るこの景色もいずれ恋しくなるのかなぁ・・・なんて感慨にふけりつつも、ロッテ百貨店の売り場に飾られた「PAULE
KA」のカギあみのハンドバックに心奪われる今日この頃・・・。
漢江(ハンガン)から南へ、橋を渡ってすぐの江南(カンナム)地区に狎鴎亭洞(アックジョンドン)、東につらなって清潭洞(チョンダンドン)と言った地域がある。いわば六本木、表参道といったところかな?
ここがソウルの流行の発信基地であり、輸入物のセレクトショップやカフェが軒を連ねている。
チョンダン交差点に向かう大通りには、フェラガモ、PRADAをはじめとしたハイブランドのショップがメジロ押し(でも、ひと気がなくて気の抜けた青山みたい・・)。小道に入ると、おしゃれなカフェなんかも沢山有るので、ブラブラお散歩するには楽しいエリアだ。
これからの時期、この通りは一気に華やかになる。ここにたむろする若者たちは、東京のおしゃれ層に見劣りすることなくファッションにも敏感であり、週末ともなるとパーティーやクラブに繰り出す。
そんな彼女達の夏のファッションは軽やかで、カラフルであっていかにも涼しげ。どんなに深く胸元があいていてもおかまいなし。ヘアーはナチュラルでサラサラのロングが主流。スラリとした足元はきれいにタンニングされ、華奢な9センチのジミーチュウやシガーソン・モリソンといったいでたち。日本の女の子に比べてセクシーな印象かな。
「彼氏とデートするときはアックジョンドンにはいかない、だってキレイな女がいっぱいいるんだもん」
あるとき、コリアンの友達が何気なく言った言葉に納得する。うんうん・・・なるほどうなずける。“美人生産国”などという異名をとる韓国の中心ソウルでも、えり抜きのブルジョア層が集まるこのエリアには、おのずと美女があつまってくるのだ。
実際に、ソウルでの有数のモデル事務所や芸能プロダクションもここに集中し、ドラマの撮影現場やカフェなどで旬の俳優と出くわした!なんてラッキーなこともめずらしいことではない。(ちなみに狙い目は土曜日の夜!)
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Vol.2 韓国カップル事情―百日指輪
(2005.10.20掲載)
語学学校時代一緒にソウルで学んだ友人から久しぶりのメールが届いた。
彼女は東京で就職し私はソウルで大学に進み最後に連絡を取り合ったのが2年ほど前だろうか。当時は時々メッセンジャーで連絡を取っていたもののいつの間にかそれも途絶えた。連絡がないのはお互い忙しくしているから。だから取り立てて寂しく感じてはいなかったのだが、やはり久しぶりのメールは嬉しいものである。
さて、その内容というのは、なんと東京で知り合った韓国人のボーイフレンドとソウルで式をあげることになったので招待状を送ってもよいかとのこと。あまりの突然
の報告に驚いてしまったが、まるで自分の事のように胸がワクワク実に嬉しい
ニュースだった。
そんな友人の結婚報告にあやかって、今回は韓国人の恋愛&結婚事情について少し 触れてみたい。
この国には「百日指輪」という実に可愛らしい習慣がある。大学生でも、社会人 になっても、恋人同士は出会った日から数えて百日目にお互いにカップルリングをプレゼントし合う。百日が過ぎても、さらに月日を数えて300日記念、1000日記念・・・と二人の出会いを末永く祝うのである。
ある日韓国人の友人に、「彼と付」合いだしてどのくらいになるの?」などと尋ねると、年数でなく「700日がすぎた頃ぐらいなの」なんて返事が返ってきたりすので一瞬かまえてしまったり、でも非常に微笑ましかったりする。
そんな彼らがお決まりで利用するのが、「スターショット」なる撮影スタジオである。気になるシミやしわ、髪の乱れまでみごとにコンピュータ処理してくれ、即座に現像し、写真を手渡してくれる。韓国では街のあちこちにあり、手軽に利用できる「スターショット」は観光の思い出にもおすすめだ。文字通りドラマのヒロイン気分で、
思わず赤面するようなポージングでも、ベテランのカメラマンがステキな写真に仕上げてくれる。
片時も離れていたくないカップルが一緒に利用できる皮膚科やエステサロンも最近とみに人気のようだ。韓国では女性に限らず男性もお肌の調子には敏感で、経路マッサージやクリスタルピーリング、シミや余分なほくろを取るレーザー治療も、身だしなみとしてあたりまえのよう・・・。彼女と一緒に、個室でくつろぎながら、各種ケアを受けることができるのだから、デートコースのひとつとして、若者の間で流行るのも納得できる。結婚式の前に一緒に利用するカップルも多いらしい。そしてもうひとつ、こちらではお互いの両親の賛成がないと、まず結婚まで進まない。少なくとも片方でも両親の反対があると、どんなに愛し合っていても、結婚は諦めざるを得ないのだという。これは親を敬う儒教の影響が今も色濃く残っているから。少々厳しい現実である。
秋はこちらも結婚シーズン、週末ごとに愛を誓い合うカップルが次々と誕生する。結婚式のおよばれが一日に2つ重なるなんて事も珍しくない。そして結婚の報告メールをくれた彼女のように、近頃日本人と韓国人とのカップルもめっきり増えてきているように感じるのだが、これも韓流ブームの影響なのだろうか・・・?
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Vol.3 スチュワーデス奮闘物語
(2005.11.20掲載)
人気の職業としても、航空会社の花形としても、機内客室乗務員は、韓国でもやっぱり憧れの的。英文学科所属の私の周りでも、多数の女子達が、この時期最後の追い込みに目下奮闘中です。今回はそんな初々しい彼女達をレポートしたいと思います。
韓国の航空会社は、年齢制限が厳しく、国内2つの某大手航空会社は、ともに満23歳までの採用規定(わ、若い・・・)があるのだが、外資企業に関しては、採用要項の規定はさまざま。韓国では、日本でいうところの航空・観光専門学校にあたるスチュワーデス育成のための専門の塾があり、そこに登録して、必要な立ち振る舞い、メイクアップ、面接での受け答えなどなどの特訓をつんで、面接可能な各航空会社にアタックするという仕組み。
一般大学を卒業した人も、他の職種に携わっていた人も、まずはこちらの塾に登録することから全てが始まるとのこと。
梨花女子大学(有名お嬢様大学)フランス語学科を卒業し、某電子メーカーに長年勤めた友人のヒソンさんは、今年31歳を過ぎてからのとらばーゆ。もう後が無いというプレッシャーに打ち勝ち、中東の外資系航空会社にアタックした結果、見事合格!! 現在は、現地本社での研修に悪戦苦闘中…。
一度や二度の面接ではなかなか合格にいたらないのは、日本も韓国も同じで、3年間ずっと面接を繰り返している人もいる。企業によっては地上勤務なら最高35歳までの募集もあって、空への夢をあきらめずに追いかける彼女達の姿は美しくて熱いっ!!
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- 現地カタール航空本社にて。
ユニフォームを身をまとって・・・
(左端がヒソンさん)
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- 取材と少しの好奇心のために塾にお邪魔して、雰囲気に圧倒!みんな可愛い!!
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Vol.4 チンチルバンでのお手軽エステ体験はいかが?
(2005.12.20掲載)
ソウルを幾度と訪れた方ならご存じの方も多いはず。チンチルバンとは日本の健康ランド(サウナ)のようなところ。利用するのも地元の人ばかりで日本人の姿は滅多に見受けられない。もっともおそろいの室内着にきがえるので区別の仕様も無いのだが…。
入場料が1万ウォン。これで施設内のお風呂と何種類かのサウナが利用できる。
だが、キレイnetで紹介するからにはそれだけじゃ物足りない!!
オプションとして、フェイシャルエステ、アカスリ、ヨモギ蒸し、全身各種マッサージやネイルアートなどなど、1万ウォン〜10万ウォンまであって、自由に選んで楽しむことができる。
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- 写真:「パッピンス」
日本のかき氷となんだか似ていますね。トッピングが大胆!!
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私のお勧めはフェイシャルエステとヨモギ蒸し。フェイシャルエステは、「パック」と、顔の血行を促進し小顔効果が期待できると評判の「経絡マッサージ」。仕上がりのお肌はツルッツルに!! (たっぷり時間もかけて、これで2万ウォンは安い!) ヨモギ蒸しは、ハンジュンマク(汗蒸幕)にあるものと同様、自分の身体に必要な漢方薬を選ぶことができ十分本格的である。 (施設によっては行っていないところもある)
そのまま朝まで宿泊もでき、食堂もあるので韓国料理も楽しめて、女性同士の賑やかな旅にはうってつけかも。
チンチルバンのフロアは、もちろんオンドルがきき、ホカホカ。家族連れやカップルがくつろいでいる。ドリンクカウンターには健康と美容に最適な伝統茶や、韓国オリジナルデザートの代表格「パッピンス」が必ず売られている。
パッピンスをつつきながら、あまりの心地よさについウトウト・・・。 談笑する学生らしきグループや、くつろぐカップル、はしゃぐ子供達、何でもありのチンチルバンはまさに韓国文化を象徴する癒しの場かも・・・。
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Vol.5 喜びの日も悲しみの日も欠かせないお餅
(2006.4.20掲載)
百貨店の地下食品売り場の一角を華やかに彩るトックは韓国伝統の餅菓子。どれも甘さが前に出るというものでなく、ヘルシーでお腹もちもいいので、ショッピングの途中でお友達とおやつ代わりによく利用したものです。小分けして量り売りもしています。
トックは、ホンッジョルミ ムジゲトック ホバクトック などなど中身や種類、色や形も地方によってさまざま。見ているだけでも楽しくなります。作り方もシンプルで、トックのほとんどが焼くか蒸すか、材料は餅米に、小豆、なつめ、クルミ、胡麻などが加えるのが主流で、胡麻油をまぶしたり、砂糖、桂皮粉などを入れて芳ばしい香りをつけたりします。
昔からの風習に餅占いというのがあります。松葉を下に敷いて蒸したソンピョンというお餅があるのですが、妊婦が作るソンピョンは、中身がよく蒸されると男の赤ちゃん、そうでないと女の赤ちゃん。ソンピョンの形から、生まれてくる子供の顔つきも予測したそうです。秋夕(チュソク)にいただくお餅なのですが、私も一度この占いを体験したところ、たしか男の子が生まれると予言された記憶が・・・
昔から韓国では、お餅は、さまざまな行事のたびに、隣人や友人達と嬉しさや悲しさとを共にするときには欠かせないものだったようです。 キムチと同様に、お餅の役割を理解せずして、韓国の文化は本当には理解できないかも・・・なんていうと少しおおげさかな?
さて、春になると、花煎(ファジョン)を食べます。花煎は、食べることができるツツジ、バラの花、梨の花、菊の花などを、米の粉と水を混ぜたものの上にのせて、フライパンで焼いたものです。暖かい日差しが注ぐお庭でお花見代わりにこんな華やかなお餅をいただくなんていうのも、なんだか贅沢な気分になれてよいものです。
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SADAM I
ソウルの大学で服飾民族衣装 について学ぶ。現在、英語英文学科に在学中。 忙しい毎日を送っている。 |
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