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Vol.8 (2007.2.20)
RANA主宰者 靴職人 山本 詠子(やまもと えいこ)さん
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〜山本 詠子さん プロフィール〜
1971年生まれ 神奈川県出身
大学院終了後、環境コンサルタント会社に入社。植物調査を担当。30歳を機に退職。丸手印靴工房、A´ワーク創造館で靴作りを学ぶ。その後滋賀県近江八幡市の底付け職人織田氏に師事。靴工房ことわ(滋賀県近江八幡市)を友人と二人で運営。その後独立し、大阪市西成区で2006年6月より注文靴「RANA」を主宰する。
A´ワーク創造館靴デザイナー養成講座初級、
大阪ファッションデザイン専門学校で指導も行う。 |
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K: キレイnet Y: 山本 詠子さん (順不同)
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K: 靴業界に入られてどれぐらいになりますか?
Y: 勉強期間も含めて5年になります。あっと言う間の5年間でした。この業界では、一人前になるまでに3年かかると言われています。私の場合はスタートが遅いので、一日でも早く技術を身につけたいと思って、修業時代はまったく休日なしで靴作りに打ち込んでいました。注文を受けるようになってからも学ぶことが一杯で、無我夢中の5年間でしたね。
K: 靴職人になろうと思われたきっかけはなんですか?
Y: もともと、モノ作りが好きでした。なぜ靴を選んだかというと、自分の足のサイズが大きくて、合う靴がないというのがずっと悩みで。それなら自分で作れるようになりたいと思ったのがきっかけです。
K: 既成靴ではなく、オーダー靴の道へ進もうと思われたこだわりを教えてください。
Y: 自分自身がサイズ選びに困った経験から、履ける靴がなく困っている人は多いだろうから、その人達に喜んでもらいたいと思ったからです。サイズだけでなく、外反母趾など、足にトラブルを持った方も多く、履ける靴が少ないと感じている人は少なくありません。オーダーだと、足の採寸から始まり、木型の作成、デザイン選定、それから仮縫いをします。多い人だと5、6回も仮縫いをし、納得していただきます。お客様の思いを、会話を通して、汲み取っていきます。気に入ってくださった方は、2足目、3足目とご注文をくださることも。そんなときは、とてもやりがいを感じますね。
K: これまでに何足位の注文を受けられましたか?
Y: リピーターの方も含め、3年で約300足です。
K: これまでに仕事が辛いと感じたことは?
Y: 仕事がツライと思ったことは、今のところありません。組織で働いていたときとは仕事との関わり方がちがうので、仕事から得られる感動が、毎日の原動力になっています。
K: 靴職人になって嬉しかったことはなんですか?
Y: なんと言ってもお客さまに喜んでいただいた時が一番うれしいですね。クライアントのおひとりに、車いすの女性がいます。20代の女性なんですが、障害者向けの靴はおしゃれが楽しめないと、これまではまったく靴を履いたことがなかったそうです。遠方から訪ねてこられ、そのお客様からは1足を納品した後、すぐに2足目のご注文をいただきました。そのときは本当に感激しました。
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K: 昨年は、「10人の女性靴職人展」(銀座ヨシノヤ主催)に作品を出展されました。
Y: はい。日頃応援してくださる靴業界の関係者の方々が推薦をしてくださって作品を出展することになりました。とても嬉しかったのですが、一方ではプレッシャーもありました。銀座ヨシノヤさんというと、老舗ですし、他の9人のデザイナーがどのような作品を出すのか、作風や完成度がまったく予想できない中で、恥ずかしい仕事は出来ないと思い、開催まで緊張の日々でした。おかげさまで、評判もよく、たくさんの人に自分の靴を見ていただけるいい機会になりました。また、他の靴デザイナーと交流もでき、勉強になりました。
K: これからの目標などがありましたら教えていただけますか?
Y: 私は職人肌というか・・・モノ作りが好きなので、つい制作に没頭してしまいがちです。お客様に今以上に喜んでいただくためにも、お客様の足形や好みに合った、デザイン提案が出来るようになりたいですね。
K: どうもありがとうございました。
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| 〜RANA Collection〜 |
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- 銀座ヨシノヤ
「10人の女性靴職人展」
出展作品
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- 山本さんの作品
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- 「RANA」は
- ラテン語でカエル
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(インタビューのあとに)
かつての靴業界は男性中心の社会でした。靴づくりの現場で女性の姿をみることはほんとんどありませんでした。ですが、ここ数年その様子が少しづつ変わってきました。 まだまだわずかではありますが、女性の靴職人の姿を見かけるようになりました。 今回のインタビューにご協力いただいた山本詠子さんもその一人です。
既成靴が主流の業界で、採寸から製甲、底付、仕上げまでのすべての工程を自分の手で作りあげるオーダー靴という道を選んだ山本さんの情熱に感動しました。
さて「RANA」はラテン語でカエルのこと。山本さんはカエルが好きなんだそうです。床に並べられた作品はシンプルで存在感のあるものばかり、靴職人山本さんのこだわりとお人柄を感じました。
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| 高岡よしみ |
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件名は「Interview Vol.8 山本さん係」としてください。 ただし質問内容によってはメールでは回答できかねることもありますので、ご了承ください。
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